News	2002年5月23日　03:08 PM 更新

タブだ！　Netscape 7.0 PR1リリース

リリースされたばかりの「Netscape 7.0 PR1」の新機能を紹介しよう。7.0には、「Tabbed Browsing」と呼ばれるタブ機能や、RealPlayerベースのインターネットラジオ機能などが搭載されている

　米Netscape Communicationsが、Webブラウザーの最新版「Netscape 7.0」のプレビュー版（PR1）をリリースした。7.0では、ブラウザエンジン「Gecko」のチューンアップにより、安定性が向上しているほか、新機能がいくつか搭載された。

7.0 PR1は、現在、英語版のほか、日本語版、独語版、仏語版などがダウンロード可能。対応OSは、Windowsが98/98SE/ME/XP/NT4.0/2000、MacがMac OS 8.6以降、Mac OS 9、Mac OS X。UNIX版（Linux kernel 2.2.14以降）も用意される

　まず、「Tabbed Browsing」。その名の通り、タブ形式によるWebブラウジングを可能にするものだ。Webページとメニューバーの間に表示されるタブを切り替えることで、複数ページを1つのウインドウの中で見ることができる。タブを表示するには、リンクにマウスを当てて右クリックで「新しいタブでリンクを開く」を選ぶ。また、表示している複数のタブについて、一斉にリロードする機能も備えている。

便利なタブ機能。「Ctrl＋T」で新しいタブを開くことができる

右クリックで「すべてのタブを読み込み」を選択

すべてのタブの再読み込みが一斉に始まる

　また、7.0 PR1のツールバーには、「Radio@Netscape」という項目が追加された。これは「RealPlayer」ベースのインターネットラジオ用アプリケーションで、「Awesome80s」「Alternative Rock」「Top Classical」など150以上のネットラジオ局にアクセス可能だ。

「Radio@Netscape」の画面。左側のメニューにラジオ局の一覧が表示され、右側には「Today's Features」としてアーティストが紹介され、現在聴いている楽曲を購入したい場合、ここからネットスケープのショッピングサイトにジャンプすることができる

　さらに、7.0 PR1では検索機能が強化されている。「Click-to-Search」という新機能は、クリックだけで情報を検索できるようにするもの。検索したいテキストを範囲選択して、右クリックで「Web検索」を選ぶと自動的に検索サイト（自分で設定したもの）にアクセスして、別ウインドウで検索結果を表示する。また、「My Sidebar」の検索では、検索結果一覧のところに、マウスオーバーでジャンプ先のHTMLタイトルとURLが表示されるようになっている。

「Microsoft」を範囲選択し、検索を実行する。ちなみに、PR1では日本語の検索は使えなかった

すると、別ウインドウで検索結果が表示される。また、Sideverの検索結果一覧にマウスオーバーでHTMLタイトルをチェックできる。「詳細な内容がSidebarで分かるので、アクセスしてみてBackボタンで戻ったりする必要がなくなる」（Netscape）というが、メインのウインドウにリード付きで検索結果が表示されているのだから……

　このほか、Netscape 7.0 PR1では、「Netscape Mail」を強化。「Mail Notification」という機能が追加され、新着メールが届いた際にはスクリーン左下にアラートが表示されるようになったほか、メール管理機能のブラッシュアップが図られている。

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Netscape 7.0 PR1ダウンロードページ

[中村琢磨, ITmedia]

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