News:ニュース速報 | 2002年5月28日 05:39 PM 更新 |
日本ヒューレット・パッカード(HP)は、セキュリティ機能を強化したLinuxディストリビューション「hp secure Linux」を6月1日に発売する。同社によると、軍事レベルのセキュリティ技術を統合、カーネルレベルでアクセス制御を行うことで高いセキュリティを実現したとしている。
同製品は「Red Hat Linux」をベースにセキュリティ機能を強化。Linuxカーネルの上位にセキュリティモジュールをレイヤー状に積み重ねることで、インターネットアプリケーションやOSを保護するという。
強制アクセス制御機能「コンテインメント機能」を搭載。アプリケーションやサービスが攻撃を受けた場合に、侵略したプロセスを起点にした他のアプリケーションやシステムへの内部アクセスを、強制アクセスポリシーに従って拒絶するという。
hp secure Linuxのセキュリティ設計に統合したWebサーバソフト「Apache」(1.4)を標準で装備。コンテインメント機能と合わせて、セキュリティを強化したWebサービスを提供できるという。
またhp secure Linuxから各アプリケーションのセキュリティ環境を一括して設定できる添付スクリプトを用意したほか、セキュリティ関連活動のログを記録する機能も備えている。
個人情報を扱う政府の高度情報通信システムやISP、電子商取引を行なう企業のシステムなどでの利用を想定している。
価格は1ライセンス当たり50万円。 1年間のサポート料は12万5000円。
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