News:ニュース速報 | 2002年5月29日 01:31 PM 更新 |
ソニーは5月29日、CD-ROMに個別情報(IDデータ)などを追加記録する「Postscribed ID」技術を開発したと発表した。生産後のCD-ROMにシリアルナンバーなどを追記できる。6月から同技術を活用したサービスを始める。
同技術では、ディスク1枚1枚にIDデータを追記することが可能。追記可能なデータサイズは6−28バイトで、将来は拡張する予定。
新開発の特殊反射膜材料と高精度位置制御技術を使用し、高出力半導体レーザーでCD-ROMの信号面上にIDデータを追記する。イエローブックに準拠した位置に記録するため、ほとんどのCD-ROMドライブで読み取り可能という。
IDデータ自体は目的ごとに専用ソフトと組み合わせて使用する。シリアルナンバーを記録することでユーザー登録や正規ユーザーの識別/認証、二重アクセスの防止や暗号鍵の配布、ユーザー1人ひとりにパーソナライズしたサービスの提供といった用途を想定している。
まず国内で6月から追記サービスを請け負い、順次海外でも展開する。
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