News 2002年6月4日　09:28 PM 更新

来年のCESは日本人向けサービスが充実。プレショー基調講演にはGates会長も

Consumer Electronics Association（CEA）の協会長兼CEOが来日し、来年のCESで日本人向けサービスを充実させることや、プレショー基調講演にBill Gates会長が登場することを明らかにした

　6月4日に、Consumer Electronics Association（CEA）の協会長兼CEO（最高経営責任者）であるGary Shapiro氏が来日し、International CES（Consumer Electronics Show）の紹介や、コンシューマエレクトロニクス業界のトレンドなどを語った。


CEA協会長兼CEOのGary Shapiro氏

　CESは、コンシューマテクノロジーを扱うトレードショウで毎年同時期に開催。オーディオ・ビジュアル、ホームエレクトロニクス分野の現行製品や、将来に向けてのコンセプトモデルが披露されている。米ラスベガスで今年1月8日から開幕した2002 International CESには、2000社以上が出展し、世界中から10万人以上が訪れた。

　「CES来場者の約12％は、米国以外の国から参加。これは、CESが真の国際見本市ということを裏付けている。そのうち約5000人がアジアからで、日本からも約900人が訪れた。日本からの参加者は、今後もどんどん増えていって欲しい」（Shapiro氏）。

　来年のCESは、今年と同じ米ラスベガスで1月9〜12日の4日間で開催される。Shapiro氏は「CESは毎年規模が拡大している。業界のトレンドや最新の技術などさまざまな情報を得ることができるほか、実際にビジネスを行うことも可能。これらが全て1つの屋根の下でできるのがCESのよいところ。100以上の会議室、20以上のテクノロジーパビリオン、そしてゲームやワイヤレス、デジタルオーディオ、モバイル製品など話題の最新製品が登場する」と、CESを紹介した。

来年のCESは日本人向けサービスが充実。Bill Gates会長も登場

　さらにShapiro氏は、「海外からの来場者も積極的に参加できるように、レセプションを用意したり、ビザや移動の手続き、さまざまな言語のパンフレットも用意している。会場には日本語の案内もある。また、今回全世界に先駆けて初めてアナウンスすることだが、来年のCESで行われる全ての基調講演には日本語での翻訳が用意され、開幕前日（2003年1月8日）のプレショー基調講演には、Microsoft会長のBill Gates氏が登場する」と語り、2003 International CESへの日本からの参加を促した。

　「CESの成功は、業界全体の繁栄につながる。昨年の同時多発テロ以降、米国ではコンシューマエレクトロニクスへの注目が高まっている。なぜなら、ユーザーは常に友人や家族とつながっている状態を望んでいるからだ。現在、我々が迎えているアナログからデジタルへの移行期は、大きな革命を意味している。コンシューマエレクトロニクス製品は、人間の運命そのものをカタチ作り、世界を大きく様変わりさせている。デジタル革命の燃料となっているエレクトロニクス技術、これをぜひとも来年1月のCESの会場で直接みてもらいたい」（Shapiro氏）。

関連リンク
▼ Consumer Electronics Association（CEA）

[西坂真人, ITmedia]

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