News 2002年6月6日 11:24 PM 更新

「PlayStation Awards」 いつかはアカデミー賞?

年に1回、プレイステーションプラットフォームのヒットタイトルを表彰する「PlayStation Awards」が開催される。表彰式で挨拶したSCEIの久夛良木社長は、PS2が好調で相変わらず強気な姿勢だった

 「プレイステーション」「プレイステーション2」のヒットタイトルを表彰する「PlayStation Awards」。その第8回目となる「PlayStation Awards 2002」が6月6日、都内ホテルで開催された。今回はゲーム販売店、ゲームクリエーター、報道関係者のほか、抽選で選ばれた一般ユーザー100人も参加。年に1回のお祭りだけに、毎回、大いに盛り上がるこのイベントだが、今年もやっぱり盛り上がった。



ソニーコンピュータエンタテインメントの久夛良木健社長(下)

 PlayStation Awards 2002の冒頭、挨拶を行ったソニーコンピュータエンタテインメント(SCEI)の久夛良木健社長は、相変わらず強気だった。

 「Playstation Awardsを、将来的にはゲーム業界のグラミー賞やアカデミー賞のような価値のあるイベントにしたい」。

 米SCEIが先日のゲーム業界カンファレンス「E3」でゲーム戦争終結宣言を行ったが、夛良木社長は、改めてプレイステーションがゲーム機のデファクトスタンダードだと強調した格好だ。

 戦争終結発言については任天堂が反論しているが、現状でPS2が他を圧倒しているのも事実。マイクロソフトの「Xbox」にいたっては、同じ舞台にすら上がれないでいる。そんな状況で、「PS、PS2、PSoneをあわせると、出荷台数は全世界で1億台を超える」とアピールする夛良木社長が、本気でPlaystation Awardsの「アカデミー賞化」を考えていても、確かに不思議ではない。

 なお、PlayStation Awards 2002では、2002年4月までの累計出荷数が50万枚以上100万枚未満の「ゴールドプライズ」が13タイトル、100万枚以上200万枚未満の「プラチナプライズ」が「みんなのGOLF3」など3タイトル、200万枚以上の「ダブルプラチナプライズ」が「ファイナルファンタジーX」に贈られた。また、出荷本数とは別に、ユーザーや販売店、ならびにソフトメーカーなどの投票で選出される「PlayStation GranPrix」も、ファイナルファンタジーXが受賞している。


いつものことながら、パーティ会場はド派手。会場に入ると、セクシーな下着を身に付けた金髪外人ダンサーが出迎えてくれた。あまりに過激なダンスに、参加者もちょっとたじたじ。お金のかけかたは、既にアカデミー賞なみ?


バンドルのZONEがライブ演奏。8月にはZONEのPS2用映像ソフト「WONDER ZONE」が発売される


司会は例によって赤坂泰彦

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[中村琢磨, ITmedia]

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