News:ニュース速報 2002年6月6日 05:00 PM 更新

ペンタックス、立体視画像を撮影できるデジタルカメラを発売

ペンタックスのデジカメ新製品は、立体視画像を撮影できるユニークな機能を備えた

 旭光学工業は、デジタルカメラ「ペンタックス オプティオ」シリーズの新製品2機種を6月下旬に発売する。「3D撮影機能」を備え、立体視3D画像を撮影できるのが特徴。またレンズ前にカラーフィルタを装着したのと同等の効果が得られる「デジタルフィルタ機能」を装備した。

 新製品は、有効400万画素/3倍ズームレンズ搭載「ペンタックス オプティオ430RS」(9万円)と有効320万画素/3倍ズームレンズ搭載「ペンタックス オプティオ330RS」(8万円)の2機種。


オプティオ430RS

 それぞれ2001年10月に発売した「オプティオ430」(10月1日の記事参照)、同5月に発売した「オプティオ330」(5月29日の記事参照)の後継機種。旧機種のデザインを継承し、記録画素数やバッテリ駆動時間など基本機能を強化した。


オプティオ330RS

 新製品は、特殊なアクセサリを使わずに立体視画像を撮影できるという「3D撮影」機能を搭載。撮影した立体視画像は、同梱される「3Dイメージビュワー」を使用して閲覧する。

 また「デジタルフィルタ」機能を装備。白黒/セピアのほかに、赤/桃/黄/緑/青/紫のカラーフィルタを装着して撮影した場合と同等の効果を得ることができるという。さらに被写体を実物よりも細く撮影できるスリムフィルタも装備した。

 コンパクトフラッシュ(CF)カードスロット(Type I)×1を装備したほか、約11Mバイトのフラッシュメモリを内蔵した。「オプティオ430RS」は最大2304×1712ピクセル、「オプティオ330RS」は最大2048×1536ピクセルの静止画を撮影できる。動画は両モデルとも320×240ピクセル(AVI)。静止画の連続撮影枚数は両モデルとも約250枚となっている。

 「リサイズ機能」を備え、CFカードや内蔵メモリの容量がいっぱいになった場合でも、撮影した画像の記録サイズと記録画素数を変更して、撮影を続けることができる。

 主な仕様は以下の通り。

製品名ペンタックス オプティオ430RSペンタックス オプティオ330RS
撮影素子1.8型有効400万画素CCD(総画素数413万画素)1.8型有効300万画素CCD(総画素数334万画素)
記録画素数静止画:2304×1716/2240×1680/1600×1200/1024×768/640×480ピクセル、動画:320×240ピクセル静止画:2048×1536/1600×1200/1024×768/640×480ピクセル、動画:320×240ピクセル
記録形式静止画:JPEG(Exif 2.2/DCF/DPOF準拠)、動画:AVI(Open DML Motion JPEG準拠)
レンズ7.6〜22.8mm(35mmカメラ換算:37.5〜112.5mm相当)、F2.6〜4.87.6〜22.8(35mmカメラ換算:37〜111mm相当)、F2.6〜4.8
ズーム光学:3倍、デジタル:2倍
ファインダー実像式
液晶ディスプレイ1.6型TFT
記録メディアコンパクトフラッシュType I、11Mバイト内蔵フラッシュメモリ
インタフェースUSB
電源専用リチウムイオン充電池、ACアダプタ(別売り)
サイズ92(幅)×32(奥行き)×59(高さ)ミリ
重さ200グラム(本体のみ)
価格9万円8万円

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