News:ニュース速報 2002年6月6日 05:58 PM 更新

ゲームの年齢区分を審査する任意団体設立

CESAは、ゲームソフトの内容により対象年齢を定める「年齢別レーティング制度」を運用する任意団体を設立した

 ゲームメーカーで構成するコンピュータエンターテインメントソフトウェア協会(CESA)は6月6日、ゲームの対象年齢を審査する任意団体「コンピュータエンターテインメントレーティング機構」(CERO)を設立したと発表した。

 CEROは、ゲームの内容を審査した上で、対象年齢の区分に区分けする審査を行う「年齢別レーティング制度」を運用する任意団体。年齢区分は製品に表示することで購入者に情報として提供し、自己責任での購入選択を可能にするという。

 審査は「表現の自由を最大限に尊重し、且つ、社会の倫理水準を適正に維持するため」「社会の倫理水準に照らして適正か否か」を判断し、適正とされれば年齢別レーティング区分に分けられる。理事長は弁護士の武藤春光氏が就任。「特定の会社・団体などに依存することなく、一般人による民意主導型で臨む」とし、経費は審査料と会費でまかなうとしている。

 CESAは約4年前から自主規制を始めたが、ユーザー層の広がりやゲーム機の高性能化、ゲーム内容の多様化で、従来の規制の見直しを求める声が高まっていた。

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