News:ニュース速報 | 2002年6月6日 07:30 PM 更新 |
NTTコミュニケーションズは6月6日、金沢市内と周辺市町村で無線インターネット接続サービスの実証実験「WINQプロジェクト」を9月上旬から始めると発表した。2.6GHz帯の無線を利用し、下り最大5.12Mbps/上り最大319Kbpsのインターネット接続サービスを提供する。
米SOMA Networksが開発した広域無線ブロードバンド通信システムを利用。2.6GHz帯を利用したW-CDMA方式で通信を行う。接続端末は同社の「SOMAport」。アンテナを内蔵し、PCとは10BASE-TかUSBで接続できる。モジュラージャック×2ポートも備えており、同時に最大2回線の音声通話を利用できるという。
実験は、9月上旬から2003年8月末まで、石川県金沢市とその周辺市町村を対象に行う。金沢市の市街地をほぼカバーし、机上計算では半径4キロ以内で下り1Mbps超を実現できる見込みという。無線伝送性能の評価や、無線伝搬特性の解析を行い、インターネット/一般加入電話網との接続による機能の安定性を確認する。
実験に当たり、約100人のモニターを公募する。応募は7月上旬に開設されるサイトから。モニターにはSOMAportが提供される。
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