News:ニュース速報 2002年6月6日 08:19 PM 更新

オリンパス光学機器部門でSCM稼働、在庫半減へ


 オリンパス光学工業はこのほど、光学機器部門でSCM(サプライチェーンマネジメント)システムを稼働させた。連結ベースで在庫を半減できるめどが立ったとしている。

 従来、生産・販売・在庫の計画管理は各在庫拠点が独自システムを使用して1カ月単位で処理してきた。新システム「MAPS」ではグループ全体の情報交換システムとSCMデータベースを基盤とし、全拠点の計画を1つに統合。週単位で計画を作成し、生産に反映できるようにした。

 販売拠点で販売計画のみを管理すれば、生産計画が海外法人の購入計画や生産計画が自動処理できる上、自動的にデータが現地販売法人から製造拠点まで伝わることで、タイムラグなく需要に応じた生産が可能になった。

 同社によると、SCM導入前の2000年度実績に比べ、連結ベースで在庫を50%削減、市場ニーズへの対応は30%改善できるめどがたった。今後はSCMを部品サプライヤーから販売ディーラーまで拡大、効率アップを目指す。

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