News:ニュース速報 2002年6月7日 05:35 PM 更新

1-3月期のGDP 1年ぶりにプラス成長


 内閣府は6月7日、2002年1-3月期の四半期別国民所得統計速報を発表した。GDP(国内総生産)は物価変動の影響を除いた実質で、前期比1.4%増、年率換算で7.5%増となった。GDPがプラス成長となるのは1年ぶり。一方、同時に発表された2001年度の実質GDP成長率は、前期比1.3%減と、1998年の同1.8%減以来3年ぶりのマイナス成長。政府見通しの1%減を下回る結果となった。

 1-3月期の実質GDPは、民間企業の設備投資が落ち込んだものの、アジア向け半導体など海外への輸出が前期比6.7%増と大幅に増加。また個人消費も同1.6%増と2期連続で増加し、GDPは1年ぶりに同1.4%増とプラス成長となった。

 1-3月期の名目GDPは前期比1.1%増。GDPデフレータ−は前年同期比0.9%減。依然として実質GDPが名目GDPを上回るデフレが続いている。

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▼ 内閣府 統計資料

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