News:ニュース速報 2002年6月11日 07:47 PM 更新

ソニー銀、開業1年で預金残高1300億円超


 6月11日付けで開業1周年を迎えたソニー銀行は、1年間の実績を発表した。また同行は国内金融機関として初めて、情報セキュリティ管理の国際規格「BS7799-2」(British Standard 7799-2)を5月29日に取得したと発表した。

 ソニー銀行は、ソニーが2001年6月11日に開業したインターネット銀行。個人預金残高は2001年度末時点で、新規参入銀行の中では最大の1064億円となった。また今年5月末時点では1330億円を獲得している。

 個人顧客のニーズに合わせた金融商品の開発を進め、3月に開始した住宅ローンは3カ月で700件以上の申し込みがあったという。また2001年9月に開始した外貨預金は、同行の全預金残高の約17%を占めるとしている。外貨預金は原則として24時間365日取引ができ、市場に連動する為替レートを適用するのが特徴だ。同年6月には円建てMMF「MONEYKitベーシック」が円建てMMFとして国内で初めて、Moodysから「Aaa/MR1」格付けを取得した。

 また同行は今年5月に、国内の金融機関として初めて、情報セキュリティ管理の国際規格「BS7799-2」を取得したと発表した。

 今回BS7799-2の認証を受けたのは、外部委託先のデータセンター2カ所を含むソニー銀行のインターネットバンキング業務の情報セキュリティ管理システム。

 「BS7799」は、British Standards Institution(BSI)が策定したセキュリティ規格。2000年にISO/IEC17799として発行された情報セキュリティ管理実施基準「BS7799-1」と、情報セキュリティ管理システム仕様「BS7799-2」の2部構成となっている。

 同行は同年9月にStandard & Poor'sから「A-」の長期格付けを取得している。

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