News:ニュース速報 | 2002年6月12日 07:44 PM 更新 |
セイコーエプソンは6月12日、屋内でも単独測位可能なGPS技術を開発したと発表した。世界最高水準の高速・高感度測位を実現しているという。今秋にも、PDAなどに組み込むモジュールや位置検索端末の商品化を図る。
GPS衛星の微弱な電波を受信できるようにし、従来の限界を超える高感度測位を可能にしたという。屋内やビルの谷間でも測位できる-155ディービーエム(dBm)以上の高感度を実現した上、屋外で2〜3秒/屋内10秒以内(ホットスタート時)と高速測位が可能になっている。精度も屋外約1〜3メートル/屋内約5〜30メートルと高い。
高感度GPS技術の実用化で、場所や環境などの制約が少なくなり、セキュリティ分野などで用途が広がると見ている。今秋にも組み込み用GPSモジュールの量産を始めるほか、NTTドコモのパケット通信サービス「DoPa」対応通信モジュールを搭載した第3者位置検索端末を開発、今秋からOEM向け量産出荷を始める計画だ。
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