News:ニュース速報 2002年6月13日 06:20 PM 更新

ストリーミング市場は2006年に1680億円規模――IDC調査

IDC Japanは6月13日、国内ストリーミングコンテンツ市場規模予測に関する調査結果を発表した。

 IT専門調査会社のIDC Japanは6月13日、国内ストリーミングコンテンツ市場規模予測に関する調査結果を発表した。それによると、ストリーミングコンテンツ市場は2006年に1680億円規模に達するという。また、ストリーミングコンテンツの中でも、オンデマンド型の急成長が見込まれ、2006年の市場規模はオンデマンド型がライブ型の約7.7倍になる見込みだとしている。

 IDCでは「ブロードバンドの急速な普及により、ストリーミング市場は大きな成長が見込まれる」としたうえで、「著作権処理が最もシンプルなコンテンツから普及が進んでいくだろう」と予測。「著作権処理システムの標準化動向とのかねあいで、まずは教育向けなどのコンテンツから普及していくと見られる」(IDC)。

 またIDCによれば、ストリーミング市場の拡大には「動画広告」が大きく貢献するという。「2003年以降、動画広告は本格的な立ち上がりを見せると考えられる。広告収入が確保できるようになればストリーミング市場はビジネスモデルを確立することができるだろう」(IDCリサーチマネージャの鈴木久美氏)。

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[ITmedia]

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