| News：ニュース速報 | 2002年6月14日 12:13 PM 更新 |
国内ITサービス市場、今年の成長率は過去最低へ
ガートナージャパンは、2002年の国内ITサービス市場は前年比成長率が5.5％と過去最低になる見通しだと発表した。
ガートナージャパンは6月14日、2002年の国内ITサービス市場は前年比成長率が5.5％と過去最低になる見通しだと発表した。
同社の推定によると、2001年の国内ITサービス市場規模は約7兆8750億円。2005年までの年平均成長率は7.7％、2005年に約10兆5864億円に拡大すると予測している。
ところが景気回復の遅れを受け、2002年は（1）企業のIT投資抑制の影響が顕在化、（2）企業が投資効果の見極めを厳しくしており、大規模プロジェクトは見直したり凍結するケースが出ている、（3）企業は既存のIT資産を最大限に活用しようとしている──ことから成長率は鈍化。対前年比5.5％増の約8兆3160億円にとどまると予測した。
特にハードウェア保守分野は、製品価格の下落や出荷減少などを受け、年平均成長率は1％以下と「市場の成長はほとんど見込めない」と見ている。一方で、事業の効率化やコスト削減につながるサービスは歓迎されており、アウトソース化などITの運用管理業務を代行する「ITマネジメント・サービス」分野は、対前年比10.0％と分野別で唯一2けた成長を達成すると予測した。
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