News:ニュース速報 2002年6月18日 02:39 PM 更新

IT補助金を不正受給、大阪のソフト会社社長ら逮捕


 各紙の報道によると、IT分野の技術開発を支援する経済産業省の補助金を不正に受け取ったとして、大阪地検特捜部は6月18日、大阪府のソフト会社・コンピューターコンサルタントの社長(59)ら5人を補助金適正化法違反の疑いで逮捕した。

 調べでは、社長らはPCに入力したキーワードのデータベース化を行うソフトを開発するとして、経産省の「新規産業創造情報技術開発費補助金」など2件の交付を申請。費用を水増しした虚偽書類を提出し、3年間で約1億6000万円を不正に受け取った疑いがもたれている。あるWebサイトに不正受給疑惑の内部告発が掲載されたのを受け、特捜部が捜査を始めたという。

 コンピューターコンサルタントは1975年創立。官公庁向け業務ソフトなどを手がける。同社サイトには、経産省の補助金の成果として「知的情報支援ツール COKNAM(コーナム)」が挙げられている。

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