News 2002年6月20日 11:05 PM 更新

“ヒデセレクト”の家具をネットオークションでゲット

日本代表のリーダー、中田英寿選手がセレクトした「nakata.net cafe」の店舗備品がネットオークションに出された。“ヒデセレクト”の価値は……

 “ヒデセレクト”のお洒落な家具をゲットだ――。東京・丸の内に期間限定でオープンしている「nakata.net cafe」の家具がチャリティネットオークションに出展され、ヒデファンらによる熱い競り合いが繰り広げられた。

 nakata.net cafeは、サッカー日本代表の中田英寿選手が、FIFAワールドカップを観戦しに日本にやってくる海外サポーターに、日本のことを良く知ってもらおうという目的でオープンしたカフェ。店内で使われている家具は、中田選手自らが選んだものだ。「IDEE」や「イームズ」「カッシーナ」など有名ブランドが並ぶ。

 ネットオークションには、抽選で選ばれた一般ブロードバンドユーザー70人が参加。当然ながら、ほとんどが中田選手のファンだ。競り落とした家具には中田選手のサインが入るとあって、どんどん値段が上がって行く。例えば、「kartel」のチェアは、3000円でスタートしたにもかかわらず、あっという間に3万円を突破。最終的には4万5000円で落札された。すべて、店舗備品として使われていたもので、当然、ヨゴレやイタミもある。だが、そんなことよりも、ファンにとっては“ヒデセレクト”であることのほうが何倍も重要らしい。



午後9時からのネットオークションは、nakata.net cafeの店内でも中継された。その時店内にいたお客さんにも特別参加する資格が与えられ、「予算は2万円!」という女性が名乗りを上げた

 このネットオークションの特徴は、映像、アニメ、チャットを統合したシステムを使っていること。出品されている商品のFlashアニメを見ながら、中田選手のメッセージを聞き、中田選手のファン同士でヒデのプレイについて語りながら、ヒデがセレクトした家具を競り落とす――なんとも、ファンにとってはたまらないシステムである。さらに、オークションは制限時間10分間というリアルタイム形式なので、チャットによる“口防戦”も重要性を増してくる。


ただ、口防戦といっても、相手を出し抜こうとかいった類いのものではなく、「ギャー! また上がった」など、リアクションがほとんど。中には、「(中田選手の)高いか低いか分からないあの声が好き」などといったなごやかな書き込みも

 なお、収益は、Jリーグの新規事業で、低年齢層の育成を支援する「Jリーグアカデミー」に寄付されることになっている。

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▼ nakata.net

[中村琢磨, ITmedia]

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