News:ニュース速報 | 2002年6月26日 07:09 PM 更新 |
松下電器産業と松下電子部品は6月26日、薄型でスリムなスピーカーユニット「サウンドスリム」を共同開発したと発表した。携帯機器の小型化に貢献できる上、磁気漏えいも少ないという。年内の商品化を計画している。
スピーカー内のボイスコイルで効率良く駆動力を得られるよう、同極性の磁石を上下に配置して反発磁場を形成、磁束の向きを水平にすることでボイスコイルの電流方向と直交させる「サンドイッチ型磁気回路技術」を採用。さらに平面的に構成したボイスコイルと組み合わせることで、従来の円筒形ボイスコイルでは限界があった薄型化を達成しながら、同等の再生音量を確保したという。
厚さは同社従来比で約4分の3に、幅は同約半分に減らせた。消磁型のためAV機器や磁気カードにほとんど影響を及ぼさないという。
PDAに搭載した場合、ディスプレイ面積を広げられる上、薄型化も可能になるという。またAV機器向けにスリムなスピーカーシステムといった省スペース用途も想定している。
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