News:ニュース速報 2002年7月1日 05:08 PM 更新

日立、大型液晶TV用TFT市場に本格参入


 日立製作所ディスプレイグループは7月1日、大型液晶TV用TFT液晶パネル市場に本格参入すると発表した。

 茂原製造本部(千葉県)の製造ライン(V3ライン)を約230億円を投じて増強。現在の730×920ミリ基板ガラスで月産2万枚から、2003年上期には2倍の同4万枚に引き上げる。1999年下期からの投資総額は約800億円となる。

 日立は、広視野角を実現した「スーパーTFT液晶」を1996年に製品化。さらに1999年には「Super-IPS」方式を実用化した。より開口率を高めて明るくした「Advanced Super-IPS」方式の開発を今春に完了しており、CRT並みの動画表示を実現する「スーパーインパルス」方式と組み合わせた高画質液晶TV用パネルの量産を始める計画。

 また21型で1600×1200ピクセル表示のPC用液晶ディスプレイにAdvanced Super-IPS方式を採用した新製品の開発を進めており、今年末から量産を始めるとしている。

 日立製作所ディスプレイグループは、10月1日付けで「日立ディスプレイズ」として分社する。

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