News:ニュース速報 2002年7月2日 08:22 PM 更新

NEC、.11a対応CPU内蔵型チップセットを開発

NECは7月2日、5GHz帯を使用する無線LAN規格IEEE 802.11aに対応したチップセットを開発したと発表した。CPUを内蔵させることで高速転送が可能になっているという

 NECは7月2日、5GHz帯を使用する無線LAN規格IEEE 802.11aに対応したチップセットを開発したと発表した。CPUを内蔵させることで高速転送が可能になっているという。

 NTTアクセス-サービスシステム研究所との共同研究の成果。NTTからライセンスを受け、同チップセットを搭載したクライアント側アダプタとアクセスポイントを製品化した。

 チップセットは、CPUを内蔵したベースバンドLSIとIF(中間周波数)LSIで構成。ベースバンドLSIにCPUを内蔵したことでPCやPDAの負荷が減り、最大36Mbpsのデータ伝送が可能になった。今後は上限値の54Mbpsまで高速化する。

 同チップセットを搭載したアクセスポイントと、他社製チップを採用したクライアントアダプタとの相互接続性も確認したとしている。アクセスポイントはIEEE 802.11bとのデュアルモードに対応する。

 7月3日に開幕する「Networld + Interop 2002 Tokyo」(幕張メッセ)で製品デモを行う。

 また.11aに準拠した屋外NWA(Nomadic Wireless Access:移動型無線アクセス)/FWA(Fixed Wireless Access:固定型無線アクセス)用トライアル機を6月に出荷している。5GHz帯開放の動きに対応した。

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