News:ニュース速報 | 2002年7月10日 10:21 PM 更新 |
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、愛知県警は7月10日、テレビゲームを無断上映して宿泊客に利用させていたとして、愛知県豊川市内でホテルを経営する会社と同社役員の男性(41)を著作権法違反(上映権の侵害)の疑いで名古屋地検に書類送検した。
ACCSの発表によると、同社と役員は、経営するホテルの客室にゲーム機を設置し、著作権者に無断でゲームソフトを宿泊客に利用させていた疑いがもたれている。
ACCSによると、ACCSは1999年6月、著作権者などからの情報提供を受けて同ホテルの実態調査を実施。テレビゲームの無断上映が確認できたため、同社に対し2回にわたって上映を中止するよう通告した。その後、役員からゲーム機の使用を中止したと連絡を受けたが、2001年6月に再度調査を行ったところ、無断上映が続いていた。今年に入って行った調査でも同様だったため、ACCSは悪質なケースと判断。著作権者のセガとナムコ、任天堂が愛知県警に告訴して捜査を要請していた。
愛知県警は、5月22日に同ホテルなどを家宅捜索。ゲームソフトなどを押収し、捜査を進めていた。
ゲームソフト上映権の侵害をめぐっては、2000年6月に名古屋市のホテルや兵庫県三田市のまんが喫茶店が摘発されている。
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[ITmedia]
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