News:ニュース速報 2002年7月19日 04:17 PM 更新

音声から感情を判断、表情を自動生成するアニメソフト セガ

セガは7月19日、顔アニメーションソフト「Magical Face」を開発したと発表した。音声データから感情を識別し、表情を自動生成できるのが特徴

 セガは7月19日、顔アニメーションソフト「Magical Face」を開発したと発表した。音声データから感情を識別し、表情を自動生成できるのが特徴。


(C)SEGA CORPORATION, 2002

 カナダAlias|Wave Frontの3D CGソフト「Maya」のプラグインとして動作する。音声から発話者の感情を識別する機能を持ち、感情に合わせて表情アニメを自動生成。音声に合わせて実際にしゃべっているような表情のアニメーションを作成できる。

 顔アニメは、顔の筋肉構造をプログラム化したモデルとCGキャラクターの顔面を同一化させたCGで作成。実際の筋肉構造に基づくため、複雑な感情も細部まで再現できるとしている。またキャラクターは人間だけでなく、似た筋肉構造を持つ霊長類のアニメーションも作成できるという。

 顔面映像研究が専門の成蹊大学工学部の森島繁生教授と共同開発した。従来の表情アニメ制作技法に比べ、作業効率が同社比で150〜300倍に向上するとしている。

 アニメやゲーム開発に利用できるほか、コミュニケーション分野への応用展開も視野に入れ、さらに改良を進める。

 テキサス州サンアントニオで開催される「SIGGRAPH 2002」(7月20−26日)に同ソフトを出展する。

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