News:ニュース速報 2002年7月19日 04:53 PM 更新

ケンウッド、2ビーム方式の高速光ディスクヘッドを開発

ケンウッドは7月19日、2ビーム方式の青紫色レーザーヘッドを開発したと発表した

 ケンウッドは7月19日、2ビーム方式の青紫色レーザーヘッドを開発したと発表した。2チャネルの同時読み取り/記録による高速データ転送を実現した。


 青紫色半導体レーザー(405ナノメートル)2個を光源とした2つのレーザービームを、対物レンズ1個で光ディスク(相変化式)上に集光。読み取りは2つのフォトディテクターでそれぞれ受光する。2ビーム方式にしたことで、ディスク上の2トラック(ランド・グルーブなど)に2チャンネル分のデータを同時に記録・再生できる。

 新ヘッドを搭載した評価機も開発した。ディスクの高速回転サーボと広帯域RF信号再生、記録時のレーザービームの高速パルス変調により、読み取り時200Mbps/書き込み時130Mbpsの高速データ転送に成功した。ハイビジョン映像をリアルタイムに記録・再生できる見通しが得られたとしている。

 同社はCD-ROMドライブの読み出し用に7ビーム方式を製品化した実績を持つ。新ヘッドの多ビーム化も可能としている。

関連リンク
▼ ニュースリリース

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.