News:ニュース速報 | 2002年7月26日 08:01 PM 更新 |
NECはこのほど、5月に発表したDRAMを除く半導体事業の分社化計画の詳細が決定したを発表した。11月1日付けで分社化し、新会社「NECエレクトロニクス」を設立する。
資本金は500億円。当初はNECが全額出資するが、できるだけ早期に株式公開を目指すとしている。
従業員数は約2万4000人で、社長にはNEC常務兼NECエレクトロンデバイスカンパニー社長の戸坂馨氏が就任する。売上規模は約7000億円を見込む。
汎用DRAMを除く半導体製品の開発・生産・販売までを新会社に集約。システムLSI事業に経営資源を集中させ、海外競争力の強化と顧客満足度の向上を目指すとしている。
またNECは、10月1日付けで同社本体と鹿児島NECのプラズマディスプレイ(PDP)事業を分社化し、NECの全額出資子会社NECプラズマディスプレイ(NPD)に統合すると発表した。NPDは将来、株式公開も視野に入れる。
NECはPDP事業を分社化することで、外部からの資金調達手段を確保し、経営のスピードアップを図り、PDP事業の競争力を強化するとしている。
分社化後、NPDの売上規模は約600億円、従業員数は約1100人となる。また8月19日付けで同社社長にNECエレクトロンデバイス執行役員兼カラーPDP事業本部長の中市聰が就任する予定。
NECはさらに、10月1日付けでマイクロ波管事業を分社化し、新会社「NECマイクロ波管」を設立すると発表した。
資本金は1億円で、NECが全額出資する。従業員数は125人で、社長にはNECエレクトロンデバイス マイクロ波管事業部長の槌谷琢一氏が就任する予定。売上規模は約36億円を見込む。
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