News:ニュース速報 2002年7月29日 07:23 PM 更新

プレビュー感染する新種ワーム「MANYMIZE」

トレンドマイクロは7月29日、新種ワーム「WORM_MANYMIZE.A」が見つかったとして警告した

 トレンドマイクロは7月29日、新種ワーム「WORM_MANYMIZE.A」が見つかったとして警告した。感染例は見つかっていない。

 電子メールの添付ファイルとして届く。件名「How are you!!(受信者名)」など、本文「How are you!!(受信者名), Watch my special tape.」など、添付ファイル名は「ml2.exe」「ml2.chm」「ml2.htm」「ml2.wmv」。

 同ワームはInternet Explorerのセキュリティホールを悪用。セキュリティホールへの対策を講じていない場合、Outlook/Outlook Expressユーザーはメールをプレビューしただけで感染する。

 また添付ファイルの「ml2.wmv」は、Windows Media Playerのセキュリティホールを悪用。通常は動画ファイルを実行しても無害だが、「ml2.wmv」を実行した場合はワームが実行される。

 感染すると、Windowsのアドレス帳に登録されている全員のメールアドレスに自身のコピーを送信する。また電子メールの送信者アドレスには、無作為に用意したメールアドレスを利用。ワーム感染者を特定して警告することが難しく、注意が必要だ。

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