News:ニュース速報 2002年8月2日 02:07 PM 更新

富士重工、お掃除ロボットに画像・音声伝送+遠隔操縦機能を搭載

富士重の「ロボハイター」に通信機能が加わり、掃除をしながら警備や来客案内もできるようになった

 富士重工業はこのほど、清掃ロボット「ロボハイター」に、画像・音声送信機能と遠隔操縦機能を追加し、警備や案内など適用業務の幅を広げた。


 ロボハイターは、オフィスビルの床面清掃などを行える清掃ロボット。ジャイロによる方向制御と車輪からの走行距離検出、障害物センサーによる自動回避機能を備え、自律的に走行して清掃作業を行う。850(幅)×720(奥行き)×890(高さ)ミリ、重さ135キロ。1回の充電で約3時間の作業が行え、能力は1時間当たり1600平方メートル。

 新たにCCDカメラとマイク、スピーカーを搭載。PHSか無線LANを利用して離れたPCに画像を送信できる上、双方向通話も可能になった。またPCに接続したジョイスティックを使い、ロボット視点で画像を確認しながらリモートコントロールできる機能も加わった。

 警備業務やビルの受け付け業務、来客案内を任せることもできるという。「清掃業務に特化していたロボットシステムの利便性を高め、ビル管理業務全般で省力化・人員削減を図ることができ、ランニングコストの低減を実現する」(富士重工)。

 標準的な仕様で1台約700万円。

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