News:ニュース速報 | 2002年8月2日 04:06 PM 更新 |
シマンテックはこのほど、新種ウイルス「W32.Chir.B@mm」などが見つかったとして警告した。
W32.Chir.B@mm
「W32.Chir.B@mm」は、ネットワークドライブを介して増殖するウイルス。感染すると、全ローカルドライブとネットワークドライブを調べ、.html/.htm/.exe/.scrの拡張子を持つファイルすべてを感染させ、拡散する。
またWindowsのアドレス帳と.adc、r.db、.doc、.xlsファイルで発見した全メールアドレスに、自身のコピーを送信する。送信される電子メールは、差出人「(ユーザー名)@yahoo.com」「imissyou@btamail.net.cn」、件名「(ユーザー名)is comming!」、添付ファイル名「PP.exe」となる。
同ウイルスはInternet Explorerのセキュリティホールを悪用。セキュリティホールへの対策を講じていない場合、Outlook/Outlook Expressユーザーはメールをプレビューしただけで感染する。
危険度は5段階で2番目に低い「2」。
W32.Parol@mm
「W32.Parol@mm」は電子メールの添付ファイルとして届く。件名は「I LIVE」「Hello Hello Hello」、添付ファイル名は「Par.exe」。
感染すると、OutlookとWindowsのアドレス帳に登録されているすべてメールアドレスに自身のコピーを送信する。
危険度は「1」。
W32.Cbomb
「W32.Cbomb」は、Windows\Systemフォルダ内の全ファイルをWindowsのデスクトップに移動させ、デスクトップファイルをC:\Combフォルダへ移動させるトロイの木馬。
電子メール送信機能にバグがあり、感染してもメール送信は行わない。
危険度は「1」。
W97M.Peddec.A
「W97M.Peddec.A」は、Wordファイルを介して拡散するWordマクロウイルス。感染すると、Wordのセキュリティ設定の表示や変更が行えなくなるほか、マクロの記録や表示/変更ができなくなる。
危険度は「1」。
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