News:ニュース速報 2002年8月27日 06:06 PM 更新

「ViaVoice」最新版は話し言葉認識を強化


 日本IBMは、音声認識ソフトの最新版「ViaVoice for Windows Version 10日本語版」を9月6日に発売する。話し言葉の認識機能を強化したほか、「え〜」「あ〜」など間投詞を自動削除する機能も備えた。7800円から。


 発話内容をそのままPC上で文章化する機能と、音声でソフトの起動などPCの操作を行える機能を備えた音声認識ソフトの最新版。

 音声による文字入力機能のみの「Standard版」(7800円)と、両機能を利用できる「Pro版」(1万8000円)、Pro版にUSB接続のヘッドセットマイクを同梱した「Premium版」(2万2800円)の3種類がラインアップされる。

 音声認識エンジンを一新し、。従来製品よりも話し言葉の認識率が向上し、メールなどで利用されるくだけた表現でも認識できるようになったという。

 また新たに、うっかり発声してしまう「え〜」や「あ〜」などの間投詞を自動的に削除するオプション辞書「プレゼンテーション・トピック」機能を追加。間投詞の代わりに「、」「。」などの句読点も自動的に挿入できる。

 対雑音対策も強化。オプションの「音声入力環境スライドバー」を使って、音声入力環境(静か〜騒がしい)や認識精度(おおまか〜厳密)を設定でき、入力環境に適した認識率を選択できる。

 さらに音声合成エンジンも一新し、音声合成読み上げ時に、従来に比べて人間の発声に近いなめらかな話し方を実現したとしている。声は男性と女性に切り替え可能だ。

 Pro版/Premium版では、WAV形式のファイル読み込みに対応。ICレコーダなどで録音した音声ファイルをWAV形式に変換すれば、録音した講演などの内容をテキストに変換できる。

 対応OSはStandard版がWindows 98 SE/Me/XP Home Edition。Pro版/Premium版がWindows 98 SE/Me/2000/XP。

 Pro版にはバージョンアップ版(5600円)とアカデミック版(1万4000円)も用意した。また「ViaVoice with ATOK15」用バージョンアップ版(3000円)も提供する。発売日はバージョンアップ版が9月27日、アカデミック版が9月6日、ViaVoice with ATOK15バージョンアップ版が10月11日。

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