News:ニュース速報 2002年8月27日 06:26 PM 更新

ICカードで“マイPC環境を持ち歩く”実験 コクヨとNTT


 コクヨとNTTは8月27日、ICカードを利用した「シェアードPCシステム」の実証実験を9月2日から行うと発表した。ICカードを使い、ユーザー自身のPC環境を外出先のPCなどで再現できる。実験期間は3カ月間。


 両社が実験を行うのは、専用ICカードを使って、専用サーバに保存したユーザー自身のPC環境を外出先などのPCで再現できる仕組み。端末にICカードを挿入し、パスワードを入力すると、サーバに保存した環境を自動的に再現する。

 ICカードのパスワードを利用してユーザー認証を行う上、ユーザーのPC環境設定などをサーバに暗号化して保存するため、サーバ管理者でも内容を確認できないという。

 また作業終了時には、作業したPCのHDD上のデータを自動消去するため、データや設定環境は残らないとしている。アプリケーションはクライアントPC上で動作する。

 実験はコクヨの貸しオフィススペース「DESK@新橋店」(東京都港区)と「同東京店」(同千代田区)で行う。DESK@のサイトでモニターを募集する。対象は当初DESK@会員となるが、11月から一般ユーザーにも対象を拡大する。

 両社は実験を通じて、利用状況の把握やアンケートによる機能の評価・分析、システムの評価を行うとしている。

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