News:ニュース速報 2002年9月24日 04:35 PM 更新

オリンパス、500万画素「C-5050」など3機種発表

プロ用一眼レフの高機能を凝縮した最上位モデルと、高画素で超コンパクトな2機種が登場した。xDカードに対応

 オリンパス光学工業は9月24日、デジタルカメラの新製品3機種を発表した。500万画素CCDと大口径3倍ズームを搭載した「CAMEDIA C-5050ZOOM」(11月下旬発売、12万8000円)と、500万画素コンパクト「CAMEDIA X-2」(11月上旬発売、8万9000円)、430万画素コンパクト「CAMEDIA X-1」(11月下旬発売、8万1000円)。それぞれ新記録メディア「xD-Picture Card」

xD&スマメ、CFに対応した最上位機種「C-5050ZOOM」


精かんな印象のC-5050ZOOM

 C-5050ZOOMは、同社コンパクトモデルの最上位機種。ハイエンド一眼レフデジタルカメラ「CAMEDIA E-20」の画質と操作性を継承しながら、さらに新機能を追加した上でコンパクト化したとしている。

 有効500万画素CCDと、開放F値F1.8の大口径 3倍ズームレンズ(35mmカメラ換算で35〜105mm相当)を搭載。画像処理の新技術「プロパーガンマテクノロジー」を搭載し、従来は色信号と輝度信号に一律に施していたガンマ処理を各信号ごとに行うことで、色の階調特性を向上させ、忠実な色再現を可能にしているという。また「アドバンストノイズフィルター」により画像のノイズと輪郭を識別、ノイズが少なく解像感の高い画像を実現したとしている。

 さらに肌色の色再現性を強化した「iESP II オートホワイトバランス」、撮影時・再生時に確認できるヒストグラム表示、最短撮影距離が3センチのスーパーマクロ機能、フラッシュのスレーブモード、アスペクト比3:2の撮影モードなど、上級者向け機能をふんだんに盛り込んだ。

 ボディにはマグネシウム合金を採用して質感を向上。各種モードダイヤルやボタンは使用頻度の高いものを独立させ、さらにカメラから手を離さなくても操作できるよう配置に配慮した。


 記録メディアはxDカードとスマートメディア、コンパクトフラッシュ(マイクロドライブ対応)の3種類に対応する。xDカード&スマートメディア、コンパクトフラッシュのデュアルスロットを装備した。

 電源はCR-V3リチウム電池×2パックか単3形×4本(ニッケル水素、ニカド、アルカリ、リチウム)。サイズは113.5(幅)×79.5(高さ)×69.5(奥行き)ミリ、重さ375グラム。xDカード32MバイトタイプとPC接続ケーブルなどが同梱される。

高画素コンパクト「X-1」「X-2」


X-2

 X-1とX-2は高画素CCD&3倍ズームを装備しながら、xDカードと専用リチウムイオン充電池を採用することで、99.5(幅)×58.5(高さ)×41.5(奥行き)ミリ、重さ194グラムと小型軽量化を実現した。

 X-1は有効430万画素CCD、X-2は有効500万画素CCDを搭載。ズームレンズの画角は、X-1が35mmカメラ換算で40−120mm、X-2が同38−114mm。レンズの開放F値はF2.8−4.8。4倍デジタルズームも備えた。


X-1。ボディデザイン自体はほぼX-2と同じ。メタルボディの表面特殊加工がそれぞれ異なる

 超コンパクトモデルながら、AEモードはプログラムに加え絞り・シャッターの各優先を備え、マニュアル撮影も可能だ。6種類のシーンプログラムも装備した。オートブラケティングやスローシンクロなど上級者も活用できる撮影機能を充実させた。

 オールインワンパッケージとして、xDカードやPC接続ケースなどが付属する。オプションで防水プロテクタなどが用意される。


X-2の背面

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