News:ニュース速報 | 2002年9月30日 09:43 PM 更新 |
フォトジャーナリスト集団・Magnum Photoは、創設55周年を記念したデジタル写真展「Love and Love/人間の絆」を10月8日から、東京の日本橋三越本店(中央区)で開く。デジタル機材を使用し、期間中に世界各地で写真家が撮影した作品を会場に送信、リアルタイムで公開するという新しい試み。日本企業が機材や技術でサポートしている。
写真展ではMagnumの写真家が撮影した写真を、デジタルプリントや会場に設置されたディスプレイで鑑賞できる。高品質なオリジナルプリントをテーマに沿って展示する従来の写真展と異なり、「最終的に何が展示されるのか、最後まで誰にも予測がつかない」(マグナム・フォト東京支社)。
写真展には日本企業4社が協力。ニコンは一眼レフデジタルカメラ「D100」を提供する。写真はセラーテムテクノロジーが独自開発した画像フォーマット「VFZ」でアーカイブされ、会場に送信される。プリンタは富士ゼロックスのデジタルカラー複合機「DocuCentre Color 500CP」。セイコーインスツルメンツは携帯電話向け公式サイトを開設してサポートする。
Magnum Photoは1947年にパリで創設された。創設メンバーは、第2次大戦中、ノルマンディー上陸作戦などヨーロッパ戦線をContaxで撮影したRobert Capa、「決定的瞬間」で知られるLeicaの名手Henri Cartier-Bressonら。
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