News:ニュース速報 2002年10月9日 06:16 PM 更新

ソニー、切手サイズのTVチューナーモジュールを開発


 ソニーは10月9日、切手サイズの超小型地上波TVチューナーモジュールを開発、2003年2月からサンプル出荷を始めると発表した。ノートPCやPDAといったモバイル機器への搭載を進める。


モノラル(左)とステレオ対応品

 開発した「BTF-ZJ401」は地上波アナログモノラル放送(VHF、UHF、CATV)を受信できる。サイズは25.0×20.0×3.0ミリ、重さ3.5グラム。同社従来品の25分の1となる容積1.5ミリリットルを実現した。一回り大きいステレオ/音多対応品「BTF-ZJ411」(40.0×22.5××2.8)も同時開発した。

 TVチューナーを構成する高周波部と復調部に専用半導体を独自開発。従来必要だった空芯コイルを省くことで小型・薄型化が可能になった。小型で0.8ワット(BTF-ZJ401)と低消費電力ながら、SN比47デシベルの受信性能を確保した。今後はデジタル機器向けにインタフェースを内蔵したタイプなどを追加する計画。

 サンプル価格はモノラル品が3万5千円、ステレオ品が4万円。

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