News:ニュース速報 2002年10月10日 04:29 PM 更新

松下、12倍ズーム一眼レフなど新型LUMIX 2機種発表

松下電器産業は、独LEICAと協業したデジタルカメラ「LUMIX」シリーズの新製品2機種を発表した

 松下電器産業は10月10日、独LEICAと協業したデジタルカメラ「LUMIX」シリーズの新製品2機種を発表した。業界初の12倍ズームレンズを搭載した一眼レフタイプ「DMC-FZ1」と、コンパクトな320万画素機「DMC-F1」。SDメモリーカード関連の周辺機器2機種も同時発表した。

12倍ズーム&光学式手ぶれ補正のハイエンド機「DMC-FZ1」


DMC-FZ1

 DMC-FZ1(11月8日発売、実売予想価格:6万円前後)は業界初の12倍ズームレンズ「VARIO-ELMARIT」を搭載。35mmカメラ換算で35−420mm相当のズームが可能。ズーム全域で開放F2.8の大口径タイプとなっている。さらに光学式手ぶれ補正技術も備え、望遠撮影やシーンモード「流し撮り」で威力を発揮する。

 CCDは有効200万画素原色タイプを採用。原色CCDはグリーン(G)からしか輝度信号を生成できないため補色型に比べ解像度に劣るとされているが、新製品では新開発LSI「VENUSエンジン」により、レッド(R)とブルー(B)からも輝度信号を生成処理。斜め解像度で従来比約1.5倍の高解像度を実現したという。またシャッタータイムラグ約0.1秒など高速化も実現している。

 高倍率ズーム搭載一眼レフタイプながら、サイズは114(幅)×70.3(高さ)×83.3(奥行き)ミリ、重さ約350グラム(バッテリー、メモリーカード含む)とコンパクトだ。記録メディアはSDメモリーカード。

5色カラーでラインアップ「DMC-F1」


5色カラーバリエーションが用意されるDMC-F1

 DMC-F1(11月22日発売、実売予想価格:5万円前後)は有効320万画素CCDを搭載したコンパクトモデル。レンズはVARIO-ELMARIT3倍ズーム(35mmカメラ換算で35−105mm)。DMC-FZ1と同じくVENUSエンジンを搭載し、解像度を向上させた。

 ボディ前面と背面にアルミニウム合金を採用。前面にはサーキュラーカット加工を施して高級感を出した。カラーは「シャンペンシルバー」「ブリリアントブラック」「アズーラブルー」「スパニッシュレッド」「カリビアンオレンジ」の5色から選べる。

 サイズは104(幅)×50.9(高さ)×32.1(奥行き)ミリ、重さ約180グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。記録メディアはSDメモリーカード。16Mバイトタイプが付属する。

5GバイトモバイルHDD「SV-PT1」


単体駆動するモバイルHDD「SV-PT1」

 “SDメディアストレージ”「SV-PT1」(11月22日発売、実売予想価格:6万円前後)は5GバイトのモバイルHDD。SDメモリーカードスロットとPCカードスロットType IIを搭載し、デジタルカメラで撮影した画像を直接保存できる。充電池で単体駆動でき、デジタルカメラと持ち歩いていつでも画像をバックアップできる。PCとUSBで接続することも可能だ。

 サイズは約73(幅)×107.5(高さ)×25.8(奥行き)ミリ、重さ約250グラム。

SDモバイルプリンタ「SV-P20」


カラー液晶ディスプレイを搭載したモバイルプリンタ「SV-P20」

 “SDモバイルプリンター”「SV-P20」(11月22日発売、実売予想価格:3万円前後)は熱融解ドット径階調方式のプリンタ。SDメモリーカードスロットを搭載し、デジタルカメラで撮影した画像をダイレクトにプリントできる。印刷解像度は290×290dpi、印刷サイズは標準紙(86×54ミリ)。

 1.5型カラー液晶ディスプレイを備え、画像を確認しながらプリントできる。USBでPCとも接続可能。サイズは約110(幅)×342(高さ)×68(奥行き)ミリ、重さ約260グラム(バッテリー除く)。

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