News:ニュース速報 | 2002年10月18日 08:31 PM 更新 |
エプソンコーワは10月18日、セイコーエプソン製スキャナドライバのLinux版ダウンロードサービスを再開した。プリンタ用ドライバも10月23日以降、順次再開する。同ドライバはGPL違反の指摘を受けて公開を一時停止していた。
公開を再開したのはスキャナ用「Image Scan! for Linux」。プリンタ用の「Photo Image Print System」も機種ごとに順次公開する。
同ドライバでは多国語化に「gettext」を利用している。だがgettextソースコードのGPL部分を同社ソースパッケージ内に取り込んだ上で非GPLソースコード・非公開バイナリ化。個々ファイルのライセンスを明確にしないままで二次配布を行ってGPLを侵害したと指摘されていた。
同社は対策として、ライセンスを明確にした上で、使用するgetextパッケージをLGPL準拠の「0.10.40」に差し替えた。また非公開コンポーネントについて、LGPL 2.1のセクション6に明記されている目的に限ってリバースエンジニアリングを許可するよう使用許諾を変更した。
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