News:ニュース速報 | 2002年11月1日 08:47 PM 更新 |
東京電機大学発の音響関連ベンチャー・ダイマジックは、世界最小サイズの5.1chサラウンドシステム「パーソナルサラウンドステーションREO」(RPW81、オープン価格)を12月19日に発売する。独自技術を活用し、専用小型スピーカーやヘッドフォンで迫力あるサラウンド再生を実現するという。
サイズは129(幅)×90(高さ)×35(奥行き)ミリ、重さ215グラムと「世界最小レベル」(同社)の5.1chサラウンドシステム。
同時発売の専用スピーカー「PEANUTS」(PNB81、オープン価格)は本体よりも小さいミニスピーカー。同社の独自技術「DVX」(DiMAGIC Virtualizer X)により、「コンパクトなボディからは想像もできないサラウンド音場」が可能だという。
DVXは音の波形や位相、耳に達するまでの時間などをもとにデジタル信号処理を行い仮想音源を生成することで、あたかも複数のスピーカーがリスナーを取り囲んでいるかのうようなサラウンド環境を実現する技術(10月18日の記事参照)。
ヘッドフォン再生時には新技術により、ドルビーデジタル5.1chコンテンツを自然な定位で再生できるという。
同社のサブウーファー「BEATFORCE」を接続して低音をプラスすることも可能。光デジタルオーディオ入力端子とアナログ入力端子(ステレオミニ)を装備。PEANUTS専用のオプションアタッチメントによりゲームパッドにも装着でき、手元から迫力ある音声を再生しながらゲームを楽しむこともできる。専用リモコンも付属する。
11月1日から、デジキューブのショッピングサイトで先行予約受け付けを始めた。価格はREO単体が1万6800円、PEANUTSとのセットが1万9800円。
ダイマジックは、東京電機大学承認のTLO(技術移転機関)「産官学交流センター」の支援で1999年に設立。同大情報環境学部の浜田晴夫教授が代表取締役を兼任している。
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