News:ニュース速報 2002年12月11日 07:17 PM 更新

ファミコンを学問する──立命館が講演会

立命館大学は、講演会「「対談:上村雅之×細井浩一『ファミコンとは何だったのか―ディジタルな表象文化の成立』」を12月18日、同大学衣笠キャンパス(京都市北区)で開く

 立命館大学は、講演会「「対談:上村雅之×細井浩一『ファミコンとは何だったのか―ディジタルな表象文化の成立』」を12月18日、同大学衣笠キャンパス(京都市北区)で開く。

 来年度の開設を目指し認可申請中の同大大学院先端総合学術研究科の開設準備企画。上村雅之氏は任天堂の開発第二部部長、1983年発売の「ファミリーコンピューター」(ファミコン)、1990年の「スーパーファミコン」の設計者として知られ、新設大学院の表象分野専任教授に就任を予定している。細井浩一氏は同大政策科学部教授。任天堂などと協力して「ゲームアーカイブ・プロジェクト」を発足させ、テレビゲームの保存・活用を図る研究を進めている。

 講演会では、来年で発売20周年を迎えるファミコンについて「大型電算機とユビキタスコンピューティングの間を埋める大衆的なコンピ ューティング・デバイス」とする歴史的位置付けを提示。「デジタル表象文化」が大衆文化にどうインパクトを与えてきたのかを考える。

 講演会は同キャンパス「創思館カンファレンスルーム」で午後4時半−6時半までの予定。参加費は無料。

関連リンク
▼ 立命館大学
▼ ゲームアーカイブ・プロジェクト

[ITmedia]

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