News:ニュース速報 2003年1月7日 05:15 PM 更新

コニカとミノルタ、8月に経営統合 カメラは「ミノルタ」に統一

コニカとミノルタは、8月をめどに経営統合すると発表した。売上高は1兆円規模となる

 コニカとミノルタは1月7日、8月をめどに経営統合すると発表した。売上高は1兆円規模となり、光学ドライブ用ピックアップやデジタルカメラ、デジタル複写機などの分野でトップ企業を目指す。

 コニカは4月に持株会社制に移行する予定で(関連記事)、ミノルタはこの持株会社に合流し、4月1日付けで共同持株会社「コニカミノルタホールディングス」を設立。新持株会社と情報機器や光ピックアップ、カメラなどの6事業会社、技術開発と管理業務を行う2共通会社の体制を計画している。

 合併は対等に行われるが、形式上はコニカ持株会社を完全親会社、ミノルタを完全子会社とする株式交換で行う。コニカは上場を維持、ミノルタは8月までに上場廃止する。統合効果として500億円を見込み、2005年度に売上高1兆3000億円、営業利益1500億円を目指す。


2003年10月以降の新体制。カメラはミノルタ中心に展開するとして、「ヘキサノン」は残るのか?

 統合後は共通ブランド「コニカミノルタ」を基本に、カメラはミノルタブランドで、フィルムはコニカブランドで展開する。各社の社名はそれぞれ「コニカミノルタ」を冠し、カメラ事業会社は「コニカミノルタカメラ」(仮称)、コンシューマーイメージング事業会社は「コニカミノルタフォトイメージング」(仮称)などとなる予定。

 経営資源と開発力を結集することで競争が激化しているデジタルカメラ分野やデジタル複写機分野などを強化。先行するキヤノンや富士写真フイルムなどに対抗する。

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[ITmedia]

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