News 2003年1月11日 08:32 PM 更新

「住宅難は新バージョンで解消」――ウルティマオンライン5周年イベント

「ウルティマオンライン 正邪の大陸」の発売を記念したウルティマオンライン5周年記念イベントが11日開催された

 PCオンラインゲーム「ウルティマオンライン」のディストリビュータであるエレクトロニック・アーツ・スクウェアが1月11日、「ウルティマオンライン 正邪の大陸」発売を記念したウルティマオンライン5周年記念イベントを開催した。

 「ウルティマオンライン 正邪の大陸」は、2月19日に発売される新バージョン。史上最大のダンジョン「ドゥーム」を擁する新大陸「マラス」が登場したことで、新たに広大な土地が出現。「人口」(プレーヤー)の急増により、ウルティマの世界で社会問題化していた住宅難を解消される。「これでプレイヤーのほとんどが家を所有することができるようになります」(エレクトロニック・アーツ・スクウェア)。

 イベントでは、ウルティマオンラインのアンソニー・カストロ氏(プロデューサー)とトム・チルトン氏(リードデザイナー)が招かれ、イベント冒頭になぜかカストロさんがケーキカット。最近の流行なのか、5周年記念ロゴをかたどった手作りケーキだ。続いて、両氏による新バージョンの紹介プレゼンテーションが行われた。


カストロ氏によるケーキカット


ロゴマークケーキ

 ウルティマオンラインの“国民歌謡”「Stones」のVJライブ、コスチュームデザイン・コンテストの表彰式が行われた後、最後はフォトグラファーの桐島ローランドさんとカストロ、チルトン両氏によるトークセッション。


右からチルトン、カストロ、桐島、正田純二(エレクトロニック・アーツ・スクウェア株式会社 ドットコム事業部長の各氏

 桐島ローランドさんがユーザーの立場から質問や要望をぶつけるが、カストロさんは「Sunsword」、チルトンさんも「Ecocare」のニックネームで親しまれているウルティマオンラインのプレーヤー。それだけに開発者としての“守りの姿勢”があまり見られない。ローランドさんの「新バージョンで新登場したハウスデザインツールを使ってどういったことができるか?」という問いには「あなた自身が作った家を見て、あなたならどういうことができるのかを知りたい」と切り返し、プレーヤー同士の和気あいあいとした雰囲気でトークが進んだ。

 イベント後のマスコミ関係者の質疑応答もいささかマニアック。“らしかった”のは販売目標についての質問ぐらいで、それ以外のほとんどはウルティマオンラインの世界の中の質問に終始。最後まで現実とバーチャルの世界が混沌としたイベントが終了した。

[山口哲, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.