News:ニュース速報 2003年1月14日 05:11 PM 更新

沖とザイン、デジタル映像機器向け画像メモリを共同開発へ


 沖電気工業と半導体ベンチャーのザインエレクトロニクスは1月14日、画像用メモリ「LVRAM」を共同開発することで合意したと発表した。今年第3四半期を目標に、フラットパネルディスプレイ(FPD)TVなど高画質デジタル映像機器向けに提供する。

 LVRAMは、コントローラとメモリ間のインタフェースに「小振動差動信号」(low voltage differential signaling:LVDS)を用いる画像用メモリ。LVDSは高速な上にノイズに強く、EMI(電磁波ノイズ)による影響も受けにくいのが特徴だ。従来の多ビット構成のSDRAMなどを使用するのに比べ高画質化が期待できる。

 共同開発では、沖が持つFIFOメモリ(First-In First-Out、先に入力したデータを先に読み出すメモリ)技術と、ザインの高速シリアル伝送技術を融合。4.8Gbpsの高速伝送が可能な新インタフェースを持つ画像用メモリを開発する。今年第3四半期をめどに、まず24Mビット品のサンプル出荷を開始する計画だ。

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