News:ニュース速報 | 2003年1月15日 10:33 AM 更新 |
Web標準化団体のWorld Wide Web Consortium(W3C)は1月14日、「Scalable Vector Graphics (SVG) 1.1」および「Mobile SVG Profiles: SVG Tiny and SVG Basic」をW3C勧告としてリリースした。これらは昨年11月に勧告案が発表されていた(11月19日の記事参照)。
SVGはベクターグラフィックスを作成するための標準技術としてW3Cが策定した仕様。完全にレンダリングされピクセルごとに定義されるビットマップと異なり、ベクターグラフィックスでは曲線や形状が数式で定義される。そのためファイルサイズを小さく抑え、テレビやモニタの多様な解像度に合わせて画像をレンダリングでき、画像の動画化もはるかに容易に実行できる。
SVG 1.0は2001年9月にW3C勧告となった。今回の1.1では言語の定義方法が変更されている。文書型定義をより小さく、より柔軟な機能モジュールに分割することで、さまざまな目的に合わせて組み合わせられるようにした。
Mobile SVGは、それらのモジュールをモバイル機器用に最適化した形で再統合する。
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