News:ニュース速報 | 2003年1月15日 10:35 AM 更新 |
米IBMと米MontaVista Softwareは1月14日、両社製品の組み合わせによって家電製品のバッテリ駆動時間を大きく改善する取り組みを発表した。
IBMの組み込みプロセッサPowerPC 405LPとMontaVistaの家電用Linux「MontaVista Linux Consumer Electronics Edition(CEE)」の組み合わせにより、最高50%の消費電力削減が可能だという。これによりスマートフォンやPDAなどの各種機器で、全体として推定20%の省電力化が実現され、バッテリ駆動時間の延長やサイズ/コストの削減に役立つとしている。
PowerPC 405LPは限定的なサンプル出荷が開始されているが、正式出荷は今年7−9月期になる。MontaVista Linux CEEは今年前半の出荷予定。
両社は「Dynamic Power Management」(DPM)と呼ぶ取り組みの下、組み込みアプリケーションを想定した省電力技術の改良を進めている。DPMについてはIBMのサイトでホワイトペーパーが公開されている(www.research.ibm.com/arl/projects/papers/DPM_V1.1.pdf)。
[ITmedia]
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