News 2003年1月16日 04:06 PM 更新

Net MDを搭載、新色が揃ったバイオW

液晶・キーボード一体型のバイオWはNet MD搭載モデルが登場。カラーリングも新しい2色が用意された

 ソニーは1月16日、デスクトップPC「バイオ」シリーズの春モデルとして液晶・キーボード一体型の「バイオW」新製品3機種を発表した。


 昨年2月のセンセーショナルなデビュー以来、好調なセールスを続ける人気モデルのバイオW。液晶ディスプレイとキーボードを一体化したスタイルは、他メーカーからも同じコンセプトの製品が登場するなど、“一体型PC”の新カテゴリーを築いた。

 春モデルでは、新しいカラーバリエーション展開を行い、白系の“ムーンホワイト”と青系の“コスモブルー”の2色が用意された。「デザインテーマは“夜空の明暗”。キャビネット、キーボード、本体背面部もそれぞれの同系色で統一し、一体感のあるカラーリングにした」。また、新デザインのスピーカーは従来モデルよりも大型化され、重低音の音質などを改善。キーボードを閉じた状態でも音楽再生や時計表示が行える「Motion Clock」も、本体色に合わせて新デザインに変更された。

 機能面で特筆したいのは、Net MDの内蔵だ。スロットインタイプのNet MD対応ドライブは、操作性を考慮して液晶ディスプレイ部の左側に搭載した。プリインストールされている音楽編集ソフト「SonicStage」を使って、ドラッグ&ドロップの簡単操作でMDに音楽データを高速転送できる。「本来、入るはずのない場所にMDドライブを内蔵したため、内部の設計をかなり見直した」(同社)。


操作性を考慮して液晶ディスプレイ部の左側に搭載したNet MD対応ドライブ

 CPUがCeleron/1.8GHzにクロックアップされたほかは、性能面では前モデルから大きな変更はない。Net MD内蔵モデル2機種(ムーンホワイト、コスモブルー)と非搭載モデル(ムーンホワイト)の3機種が用意されている。

 主な仕様は以下の通り。

製品名PCV-W120(W)(L)PCV-W110(W)
CPUCeleron/1.8GHz
チップセットSiS650
メモリ256Mバイト DDR SDRAM(DDR266)
HDD60Gバイト
ドライブCD-R/RW・DVD-ROMコンボ
グラフィックチップセット内蔵
通信56Kbpsモデム、10/100BASE-TX
OSWindows XP Home Edition
Net MD
実売想定価格19万円前後17万円前後
発売日1月25日

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[西坂真人, ITmedia]

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