News:ニュース速報 2003年1月16日 04:16 PM 更新

大手ISP5社がブロードバンド広告を共同開発


 ニフティなど大手ISP5社は1月16日、ブロードバンド広告商品を共同開発することで合意したと発表した。合計200万人以上のブロードバンド会員を対象にした国内最大規模の広告商品だとしている。

 5社はニフティ(@nifty)とNTTコミュニケーションズ(OCN)、ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)、NEC(BIGLOBE)、松下電器産業(hi-ho)。NECのネット広告子会社・サイバーウィングと松下のネット子会社・ハイホー・シーアンドエーも参加する。

 新商品の総称は「ISPブロード・アド」。広告仕様を統一することで大規模なリーチと配信ボリュームを実現する。具体的には、(1)会員向けHTMLメールへの共通広告、(2)各社トップページに一斉に配信するリッチメディアバナー広告、(3)時間帯別・地域別の各社共通リッチメディアバナー広告、(4)各社共通カテゴリページへの一斉動画ストリーム広告──の投入を予定している。

 ブロードバンド会員の増加に合わせ、広告主からは高速性と常時接続性を活かした新商品が求められている。ただブロードバンド広告は制作コストが高くなるため、投資効果を高めるために従来よりリーチの広い媒体への掲載が必要になる。

 5社の会員合計は約1700万人、ブロードバンド会員は約200万人。5社サイトへの月間アクセス数は国内ネットユーザーの7割を占めており、共通広告を一斉配信することでリーチを高めることが可能になる。当初は5社でスタートするが、他のISPにも参加を呼び掛け、規模の拡大を図る。

 新商品は2月から順次トライアルを開始し、3月から販売する予定。2004年度の年間売上50億円を目指している。

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▼ ニュースリリース(NTTコミュニケーションズ)

[ITmedia]

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