News:ニュース速報 | 2003年1月17日 10:23 AM 更新 |
米AMDは1月16日、第4四半期(10‐12月)と2002年通期の業績を発表した。
10−12月期については、売上高は6億8643万ドルで前年比28%減、前四半期からは35%増。6億2000万ドルの一時的費用の計上が響いて8億5474万ドル(1株当たり2.49ドル)の純損失となっている。前年同期の損失額は1584万2000ドルだった。
同社では、リストラ関連などの一時的な項目を除けば10−12月の赤字は2億3514万5000ドル(同0.68ドル)、継続事業の営業損失は7−9月との比較で1億ドル(31%)少額に収まったとしている。
10−12月のPCプロセッサ部門の売上高は4億2000万ドルで7−9月から60%増。出荷量/平均販売価格ともに上昇し、サプライチェーンの在庫整理も進んだとしている。
また来月には「Barton」コアのAthlon XPデスクトッププロセッサを、4月にはサーバ/ワークステーション用の「Opteron」プロセッサを発表し、今後も市場でのポジション拡大を見込んでいるとする。
一方、メモリ製品の10−12月の売上高は2億1700万ドルで7−9月比で15%増となっている。
年間では、2002年度の売上高は前年比31%減の26億9702万9000ドルで、13億301万2000ドルの赤字。2001年度の赤字額は6058万1000ドルだった。継続事業については一時的費用を除いて6億8341万7000ドルの赤字。2001年は2892万4000ドルの黒字だった。
今後の見通しとして同社は、季節要因によりPCプロセッサのセールスは10−12月のレベルより5−8%減少するだろうが、プロダクトミックスの強化により、1−3月期のAMDプロセッサ売上高は増加し、会社全体の売上高は横ばいか微増になるだろうとしている。→詳細記事
関連リンク
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.