News:ニュース速報 2003年1月30日 09:12 AM 更新

Rambusに「詐欺行為なし」の控訴審判決

Rambusが特許侵害でドイツのメモリメーカーInfineonを訴えた訴訟で、一審の判断が覆された

 メモリチップ設計会社Rambusが特許侵害でドイツのメモリメーカーInfineonを訴えた訴訟で、米連邦巡回控訴裁は1月29日、一審の判断を覆し、Rambusの特許に関する主張を認めると共に、Rambusが詐欺行為を働いたとする主張を退けた。

 一審では、電子素子技術連合評議会(JEDEC)のメモリ仕様「SDRAM」に関してRambusが詐欺行為を行ったと認定したが、控訴裁はこの判断を覆し、RambusはJEDECの定めた規定を遵守していたと認定。同時に、「DDR SDRAM」仕様に関して詐欺行為はなかったとする一審の判断は支持した。

 Rambusの最高経営責任者(CEO)Geoff Tate氏はこの日の判決について「当社は革新と、チップ間のインタフェースの問題に直面している顧客の問題解決に集中している企業であり、今日の判決は、当社の過去の発明の重要性を立証すると共に、当社が引き続きテクノロジーを主導していくことを認めるものだ」と評価している。→詳細記事

関連記事
▼ Rambusに不正行為、米陪審が評決

関連リンク
▼ Rambusのプレスリリース

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.