News:ニュース速報 2003年2月8日 11:54 AM 更新

チェス名人、コンピュータと引き分け

国際チェス連盟公認の初の「人間対マシン」のチェス試合が終了。Garry Kasparov氏はDeep Juniorと引き分けた

 世界ランキングナンバーワンのチェスプレイヤーGarry Kasparov氏とコンピュータ「Deep Junior」との6ゲームマッチのチェス対決は、両者引き分けで幕を閉じた。

 最終試合は米ニューヨークで現地時間の2月7日午後3時半から行われた。今回の対戦では1月26日の初戦をKasparov氏が制した後(1月27日の記事参照)、28日の第2試合は両者引き分け、30日はDeep Juniorが勝利、2月2日と5日は引き分けて、両者1勝1敗3分のタイで最終戦に臨んだが、7日も引き分けて対戦は終了した。

 初戦から最終試合までの各試合の流れはX3D Worldのサイトで観ることができる(Game ScheduleのPLAYBACKボタンを押す)。

 人間とチェスの対決は6年前のKasparov氏とIBM Deep Blueとの戦いが有名だが、今回の試合は国際チェス連盟(FIDE)公認の初のオフィシャルな「人間対マシン」のチェス対決として注目を浴びていた。Kasparov氏は1997年のDeep Blue戦では苦杯をなめている。

関連記事
▼ “続・人間対マシン”チェス名人対決スタート

関連リンク
▼ 国際チェス連盟(FIDE)
▼ W3D World

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.