News:ニュース速報 | 2003年2月25日 05:25 PM 更新 |
感染被害が広がっている新種コンピュータウイルス「LovGate」について、国内アンチウイルスソフト各社は2月24日夜から25日にかけて相次いで警告した。
日本ネットワークアソシエイツ(同社による名称は「W32/Lovgate@M」)は、同ウイルスについて危険度を「中・要注意」に指定。Webサイトに情報を公開して注意を呼び掛けた。
トレンドマイクロ(同社による名称は「WORM_LOVGATE.C」)は、危険度を「VAC-3」(5段階、VAC-1が最大)として警告。2月24日午後7時時点で世界で15件、うち国内3件の感染被害報告があったとしている。
シマンテック(同社による名称は「W32.HLLW.Lovgate.C@mm」)は、同ウイルスについて感染力が「高」、ダメージ「中」とした。
各社とも既にウイルス定義ファイルを更新済み。ユーザーはアンチウイルスソフトの定義ファイルを即座にアップデートする必要がある。
同ウイルスは2月19日に発見された新種ワーム。実行すると「System」(NT系ではSystem32)フォルダに「WinGate.exe」「rpcsrv.exe」「syshelp.exe」「winrpc.exe」「WinRpcsrv.exe」という自身のコピーを作成し、レジストリを改変してOS起動のたびに自身を実行。ポート10168から外部のクラッカーに感染を通知するバックドアを持つ。またOutlookなどMAPI対応メールソフトに届いた受信メールに自身のコピーを添付して送信する。
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