News:ニュース速報 2003年2月28日 07:31 PM 更新

富士通など、並列コンピュータを10倍以上高速化するソフトを開発


 富士通はこのほど、並列コンピュータを10倍以上高速化する並列化コンパイラを早稲田大学などと共同開発したと発表した。現状ハードのまま3−4年後レベルに相当する性能を得ることができるという。

 富士通と早稲田大学、日立製作所、産業技術総合研究所が2000年度から3年計画で進めてきた「アドバンスト並列コンパイラ技術」プロジェクト(プロジェクトリーダ:早稲田大学理工学部 笠原博徳教授)の成果。同プロジェクトは、並列コンピュータの性能向上を目的に、新エネルギー・産業技術総合開発機構が日本情報処理開発協会に委託したもの。

 開発した並列化コンパイラは、通常のプログラムを並列コンピュータ上で動作するよう自動的に並列化するソフト。米IBMのハイエンドUNIXサーバ「pSeries 690」(Power4×16基構成)を使用し、「SPEC CPU95」に含まれる乱流計算プログラムを実行した場合で、IBM純正コンパイラと比べ処理速度で最大10.7倍/平均3.5倍の性能向上を達成したとしている。

 同コンパイラを使用すれば、ゲノム創薬分野など並列コンピュータを活用している科学技術分野で並列処理プログラムの作成に時間を割く必要がなくなる上、今後マルチプロセッサの導入が進むと見られる携帯電話やPDA、ゲーム機などで性能向上が見込めるとしている。

 今後は実用化を進め、2004年度から順次製品化する計画。

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