News:ニュース速報 2003年3月4日 09:18 PM 更新

「Maya」がアカデミー賞を受賞

カナダAlias Wavefrontの3次元CGソフト「Maya」が、第75回アカデミー賞科学・技術部門賞に選ばれ、このほど授賞式が行われた。市販CGソフトが同賞を受賞したのは初

 カナダAlias Wavefrontの3次元CGソフト「Maya」が、第75回アカデミー賞科学・技術部門賞に選ばれ、このほど授賞式が行われた。市販CGソフトが同賞を受賞したのは初。


オスカーを受け取ったDoug Walker社長(右)とKevin Tureski・Maya製品技術担当ゼネラルマネージャ(左)、プレゼンターの女優Kate Hudson copyright: 2003 A.M.P.A.S.

 Mayaは業務用3DCGソフトとして映画やゲームで幅広く使われており、5年前にアカデミー賞に「最優秀視覚効果」部門が設けられて以降、ほとんどのノミネート作品にMayaが使用されているという。今回の同部門にノミネートされた3作品「ロード・オブ・ザ・リング: 二つの塔」「「スパイダーマン」「スターウォーズ エピソード2:クローンの攻撃」はすべてMayaが使用されている。

 授賞式は3月1日(現地時間)、米ロサンゼルスのRegent Beverly Wilshireホテルで行われた。Doug Walker社長のコメントは以下の通り。

 「Mayaの開発に貢献した優秀な社員たちの代表として、オスカーを受け取るのはこの上ない名誉です。今年はMayaにとっても当社にとっても忘れえぬ年となりました。当社のカスタマーはMayaによって映画制作上の多くの困難を乗り越えてきました。Mayaは、カスタマーの要求によって高い機能や技術が実現されてきたソフトウェアであり、カスタマーなしには今回の受賞はあり得なかったでしょう。この受賞は、Mayaこそが映画制作に真の3Dマジックをもたらすソフトウェアであることの証です」

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