News:ニュース速報 2003年3月4日 06:22 PM 更新

シャープや三洋など、立体表示市場の拡大へ「3Dコンソーシアム」

伊藤忠商事とNTTデータ、三洋電機、シャープ、ソニーの5社は3月4日、3D立体表示市場の拡大を目指す業界団体「3Dコンソーシアム」を設立した

 伊藤忠商事とNTTデータ、三洋電機、シャープ、ソニーの5社は3月4日、3D立体表示市場の拡大を目指す業界団体「3Dコンソーシアム」を設立した。3D表示機器やコンテンツの普及に向けた技術的な検討やキラーアプリケーションの発掘などを行う。

 立体表示は2D平面表示に比べ、物体の空間的位置関係をリアルに再現でき、臨場感ある新しい映像コンテンツとして期待されている。かつては夢の技術だったが、シャープの「3D液晶」など特別な眼鏡なしに裸眼で立体視できる技術の開発も活発。CADや医療現場などの業務用途から教育、放送、アミューズメントなど多彩な分野での活用が想定されている。

 コンソーシアムでは立ち上がりつつある立体視表示市場の創出に向けた取り組みを共同で展開する。入出力機器の開発と普及やコンテンツの拡大促進と流通向上を図り、各社間で共通に表示できる立体視コンテンツの規格策定やオーサリングツールの検討などを行っていく。

 5社を幹事会社とし、ハード・ソフトメーカーやコンテンツプロバイダ、放送局、SI事業者など正会員65社の合計70社が参加した。会長にはシャープモバイル液晶事業本部の片山幹雄本部長が就任した。

関連リンク
▼ ニュースリリース(シャープ)

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.