News:ニュース速報 | 2003年3月10日 04:00 PM 更新 |
今週、Intelはモバイル専用プロセッサのPentium-Mを正式発表するが、その対抗製品であるTM8000(コードネームAstro)を第3四半期に出荷予定のTransmetaは、TM8000のハードウェア仕様をわずかながら公開した。
公開された資料によると、TM8000にはグラフィック専用のAGP4x、DDR400対応のECC対応メモリコントローラ、ハイパートランスポート、そしてフラッシュメモリを接続するためのLPCバスが組み込まれている。
ただし、すでにAGP接続のグラフィックスサブシステムやハイパートランスポート対応チップがデモシステム上で使われていることが確認されており、今回の発表で追加されたのはDDR400対応とLPCバスの採用だけ。そのDDR400対応も、DDR400対応メモリの歩留まりの悪さやノートPC用メモリモジュールの流通といった点を考えると、最初のTM8000搭載機で採用されるかどうかは微妙なところだろう。IntelはDDR400に対応するモバイル向けチップセットを計画していない。
TransmetaはTM8000の正式デビューまでに、少しずつその技術的なディテールを明らかにしていく戦略を取るようだが、IntelのCentrino攻勢に対抗してTransmetaへの注意を引こうと考えているのであれば、もう一歩踏み込んだ情報の開示が必要だろう。
[本田雅一, ITmedia]
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